思春期になると、
「何を聞いても、別にって言う」
「学校のことを聞いても話してくれない」
「前はあんなに話してくれたのに」
そんな変化に、戸惑うことがあります。
心配だから聞いているのに、聞けば聞くほど離れていく。
「何かあった?」
「学校どうだった?」
「ちゃんと話して」
でも、返ってくるのは、
「別に」
「うるさい」
「ほっといて」
親としては、心配になりますよね。
話さない=親を嫌いになった、ではありません
思春期は、親との関係が変わっていく時期です。
小さい頃は、困ったことがあれば親に話し、助けてもらっていた子どもも、少しずつ自分の中で考えるようになります。
「これは自分で考えたい」
「まだ言葉にしたくない」
「親には知られたくない」
そんな気持ちが生まれることも、成長の一つです。
だから、話してくれないことだけを見て、親子関係が悪くなったと考えなくても大丈夫です。
「聞き出す」より「聞ける親」でいる
子どもが話さないと、つい質問を増やしたくなります。
けれど大切なのは、
話させることではなく、話したくなったときに話せる関係を残しておくこと。
子どもがポツリと話したとき、
「それでどうしたの?」
「なんでそんなことしたの?」
とすぐ質問するより、
「そうだったんだ」
「それは嫌だったね」
と、まず受け取る。
アドバイスしたくなっても、少し待ってみる。
そして必要なら、
「どうしたいと思ってる?」
と、子ども自身に返してみます。
親の役割も変わっていきます
思春期になると、親の役割も少しずつ変わります。
全部を管理する人から、
困ったときに相談できる人へ。
先回りして答えを出す人から、
一緒に考えられる人へ。
親子の距離が少し離れることは、親子関係が壊れることではありません。
むしろ、子どもが自分の足で歩き始めるために必要な距離なのかもしれません。
大切なのは、一度で何とかしようとしないこと。
今日話してくれなくてもいい。
この先、もっと大きな悩みを抱えたときに、
「この人になら話してもいい」
そう思える関係を残しておく。
それが、思春期の親子の安心関係づくりだと思います。
訪問心理カウンセリングルーム ははのて
子育て・思春期・不登校など、親子の安心関係づくりをお手伝いしています。
「話してくれなくなった」
「どこまで見守ればいいのかわからない」
そんなときは、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
親子それぞれの気持ちを整理しながら、そのご家庭に合った距離の取り方を一緒に考えていきます。
